関西国際空港が開港から30年!

 1994年9月4日に開港した関西国際空港は30周年を迎えました。桜井シュウの母校の兵庫県立伊丹高校は伊丹空港の飛行経路の真下で丁度、伊丹空港から離陸した飛行機がフル・スロットルで急上昇するところですので、ものすごい騒音でした。国際線に就航する大型機が伊丹空港からなくなり、以前と比較して静かになるというのは感慨深いものでした。

 ちなみに、県立伊丹高校は、当時の公立高校としては珍しく冷暖房がついていました。伊丹空港の騒音対策のためで、二重窓にもなっていました。朝礼など校舎外での活動のときには、大型機が飛んでくると話が聞こえなくなるので通り過ぎるまで1分ぐらい中断するということもよくあることでした。

 そんな関西空港は建設費の負債の返済が重くのしかかり、埋立地特有の物理的な地盤沈下と相まって、なかなか浮上できずにいました。が、民主党政権のとき(2010年7月)に伊丹空港と経営統合することによって、関西2空港がライバルとして潰し合いをするのではなく、それぞれの得意を伸ばして住民の利便性向上に努める方向になりました。

 アジア方面に行くときには、関西空港を利用することが多くあります。関西空港はアジア方面には成田空港と羽田空港よりも約1時間分近くにありますので、その分、飛行時間が短くなります。さらに、成田空港や羽田空港は混雑しているので、離陸待機や上空待機の時間が長いのですが、関西空港はそうした待機時間が短いので愛用していました。

 今後は、関西空港と伊丹空港と神戸空港の関西3空港の有効活用でもって、利便性向上と関西経済の浮揚を図っていきます。

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