立憲民主党の代表選挙の候補者擁立

 立憲民主党の代表選挙は、明後日(9月7日)からはじまります。投開票は9月23日(月・祝)に開催される臨時党大会で行われます。

 同じ時期に自民党の総裁選挙が実施されます。自民党の総裁選では立候補表明が相次いでいて、8名は立候補することが確実で、さらに4名が立候補を模索しているとの報道です。日替わりで立候補表明があると、マスコミも報道せざるをえないでしょう。

 自民党は所属国会議員が367名いて、その中から20名の推薦人なので約5%です。総裁選挙管理委員である11名の国会議員は、立候補できないし推薦人にもなれないそうなので、16名が立候補できる計算です。

 候補者は多すぎると、投票する側からして選びづらくなるという問題があります。また、得票率が低いのに決選投票に進めてしまうかもしれないという問題もありますが、とりあえずは現行ルールのままで実施のようです。

 一方の立憲民主党は、所属国会議員が136名の所属国会議員の中から20名の推薦人ですので約15%です。立候補する難しさは自民党の3倍にもなります。自縄自縛のような状況ですので、9月2日に記者会見して立憲民主党代表選挙規則の立候補要件の緩和を提案し、9月3日の党本部常任幹事会においても提案しましたが、今回の代表選挙には間に合いませんでした。

 この問題は、旧立憲民主党の代表選挙規定を定めるときにも、新立憲民主党の代表選挙規定を定めるときにも、推薦人の数を「20名または所属国会議員の1割のどちらか少ない方」と提案してきましたが、取り入れてもらえませんでした。3年前の代表選挙のときには、なんだかんだ言って4名立候補できたからいいじゃないか、という結果論でかき消されてしまいましたが、やっぱり問題は放置してはいけませんでした。何事も問題に気づけば、粘り強く改善を提案せねばならないことを改めて肝に銘じました。

 ともかく、自民党の方は総裁選挙を賑やかにやっているのに、立憲民主党の代表選挙は立候補表明が2名で寂しい状況です。2名は出したい、できれば3名出したいと思っています。ルールの変更は次回以降になってしまいましたが、今回は現行ルールの中で精一杯取り組みます。

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