実は、内閣不信任案を提出してました

 昨日(10月9日)、衆議院は解散されましたが、実はその前に野党が一致して石破茂内閣不信任案を提出していました。理由は、総理大臣に就任前に衆議院の解散を宣言するなど憲法を無視したことは総理大臣として相応しくないこと、能登半島は地震と水害で選挙を執行することは到底不可能であるにも拘わらず被災者を見捨てて解散・総選挙を強行しようとしていることなどです。

 国会審議において、内閣不信任案は最優先で採決する動議であり、いわばジョーカー的な位置づけなのですが、実は解散の方がさらに上手でスーパージョーカーのようなものです。内閣不信任案の動議は一旦は上程されたものの、解散詔書を包んだ袱紗が議長に届けられ、内閣不信任案は採決されずに衆議院が解散されてしまいました。

 石破総理は、総理になる前は7条解散についてはフェアでないとして否定していました。それが、総理に就任する前から7条解散に言及し、史上最速で解散してしまいました。なんとアンフェアな総理でしょうか。石破内閣不信任案の趣旨をコチラに添付しておきます。

目次