実質賃金が2ヶ月連続でマイナス
厚生労働省は11月7日に毎月勤労統計調査の9月分を公表しました。2ヶ月連続で実質賃金がマイナスでした。実質賃金は、名目賃金上昇率から物価上昇率を差し引いて算出します。実質賃金がマイナスということは、賃金上昇が物価上昇を下回っているということで、どんどん貧しくなっているということです。
今年は、5月までは26ヶ月連続で実質賃金がマイナスでした。岸田内閣の間、日本国民は月々、ドンドンと貧しくなったということです。6月と7月は夏の一時金(ボーナス)で実質賃金がプラスに転じましたが、8月にはマイナスに沈み、9月もマイナスでした。
前の岸田内閣は「物価上昇を上回る賃上げ」の掛け声だけで実践は甚だ不十分でした。桜井シュウは岸田内閣の政策では、実質賃金のマイナスが続くことを指摘し、実質賃金をプラスにする、すなわち物価上昇を上回る賃上げを実現させるための政策として13項目を提案しています。
総選挙後は、与党が少数ですので、野党の政策も押し込むチャンスがあると考えます。物価上昇を上回る賃上げを実現するために力を尽くします。